こんにちは、はなうた(@no_shi_hana)です!
前回の記事で、怒りの感情についてシェアしました。

そちらでも参照したジョージタウン大学のクリスティーン・ポラス博士は、イヤな相手とどうしても接しないといけない時のやり方も説明してくれています。
今回は、その方法をまとめてシェアしていきたいと思います!
前記事と合わせて実践することで、
- イヤな相手とのやりとり
- 怒りの場面に遭遇した時
などの対処で、無駄なストレスやダメージを減らすことができます。
※引き続き、ポラス博士の論文『職場のイヤな奴から身を守る法』を参考にしています。
論文内で、彼女もイヤな相手と遭遇して職場を去る経験をしているとあります。
科学的なアプローチだけでなく、しっかり本人の経験も紐付いているので、基盤のしっかりした論文だと思います!
しかも簡潔で読みやすいので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか(*´ω`*)
もくじ
見極めるための3条件
イヤな相手、または怒っている相手と直接やりとりするなかで、しっかり話をすすめるべきか、または早々に離脱すべきか。
それは、以下の3つの条件が全て揃っているどうかで判断するといいと、ポラス博士はおっしゃっています。
安全か
その相手との交渉するうえで、自分の身が安全かどうかを確認すること。
たとえば、
- 食後で相手の脳がリラックスモードな時
- 自然の多い場所
- 他の立会人がいる
など、身の安全が確保されていたら、意味のある話し合いになる可能性があります。
逆に、
- なんらかの条件で相手が攻撃してきそう
- 相手は根に持つタイプで、何か言うたびにネタを握られそう
だったりしたら、なるべく早く接触を終わらせるなり、避けるなりしたほうがよさそうです。
相手がわざとそういう態度をとっているか
- 普段はそんなことないけど、今は怒っている
- このプロジェクトに限ってイライラしている
そういう場合は、相手が折れたり落ち着いたりする可能性が十分あるので、しっかりやりとりする価値があるかもしれません。
逆に、もともと根に持つタイプだったり、攻撃的な態度の人だったら全力で避けるのが得策です(苦笑)
今後イヤなことをしてこない可能性があるか
話をしたあとで、
次の話す機会でもイヤなことをしてきそう……。
だったら危険信号です。
ただ、会社内などで「あの人実は話がわかる人だよ~」みたいに、改善の余地が感じられるような評があるなら、まだ話し合える可能性は残されています。
……以上、3条件が全て揃っていたらまだ可能性はある。
逆をいえば、3つの内どれか1つでもなければ、早々に離脱するほうに力を注ぐのがいいそう。
そのためには、
「“簡潔”に、感情でなく“情報”だけを伝え、“友好的”でありながら“毅然とした態度で”臨む」
のがいいと博士は提唱しています。
刺激せず譲歩せず、さくっと離脱するには最も効果的なんですね(*´ω`*)
直接やりとりする時のポイント
上の3条件が揃っていたら、話し合って解決できる可能性があります。
その際に留意すべき点も述べられています。
リハーサル
信頼できる友人や家族などに相手役を演じてもらって、先にシミュレーションしておくやり方。
面接練習みたいですよね。
一度リハーサルしておくと、思わぬ点に気づけたり、心構えや行動も変わってきます。
相手がいない方は…………ドンマイです(笑)
私もいません!(笑)
人間性でなく、問題や成果にフォーカスする
相手の性格や人間そのものを指摘するのは危険。
あくまで今回の具体的な行動に焦点をあてて話し合いを進めていこうというやり方です。
人は、自分の性格を正当化するために、時に人を殺すこともあるそうです。
怖いね!(゜ω゜)
感情的な反応に備える
相手が感情を露わにしてくることを、あらかじめ予想しておきましょう。
予想外の怒りにぶつかるよりもダメージが軽減されます。
また、相手の言葉を控えめな表現に言い換えて繰り返すのも有効だそう。
繰り返し確認することで相手の感情に共感しているようにも見えるし、相手も言葉を耳にすることで自身の感情や言葉を客観視できるんですね。
避けても向き合っても不満度85%
イヤな相手とやりとりする際のポイントの紹介でした!
ただ、ポラス博士の調査では、
どう対処しようと、または避けようと、85%の人は満足せずに終わったそうです……。
世知辛いですね。
今では、そういう場面での対処法よりも、自身の健康増進を重んじる傾向にあるそう。
前記事で紹介した“成功感覚”を育むアプローチが自身の活力を保つ有効な手段になってきます。

立ち向かう力。
スルースキル。
そういった力を身につけるために、日々を過ごしていきたいところです。
今記事で少しでもそのお手伝いができていたなら幸いです。
ではでは、はなうた(@no_shi_hana)でした~!ノシ